4.1. 電子メール#
電子メール(electronic mail; email; e-mail)は,コンピューターネットワークを利用して,文字情報やデータを通信することです.単に「メール」とも呼ばれます.ビジネス,学校などで広く利用されて,生活に欠かせないコミュニケーション手段です.
4.1.1. 電子メールクライアント#
電子メールクライアント(email client)は,電子メールを送受信するためのコンピュータープログラムです.電子メールクライアントは,メールの作成,送信,受信などの機能を提供します.さらに,メールの管理,署名(signature)の設定,自動応答の設定などの機能も提供することがあります.Microsoft Outlook,Mozilla Thunderbirdなどが有名な電子メールクライアントです.
Webメール(webmail)は,ウェブブラウザを使って電子メールを送受信するサービスです.代表的なWebメールサービスには,Gmail,Outlook.com,Yahoo!メールなどがあります.
4.1.2. メールのマナー#
大学が提供するメールアドレスを使う.
メールには,必ず「件名」,「本文」,「署名」を記述する.
目的に応じて,To,Cc,Bccを使い分ける.
定期的にメールをチェックする.
4.1.2.1. 受信者#
電子メールを作成する際は,まずは受信者のメールアドレスを入力します.メールアドレスは,To(宛先),Cc(Carbon Copy),Bcc(Blind Carbon Copy)の3つのフィールドに入力することができます.To,Cc,Bccには,複数のメールアドレスを入力することができます.複数のメールアドレスを入力する場合は,,
(カンマ)や;
(セミコロン)で区切ります.
目的に応じて,To,Cc,Bccを使い分けることが重要です.その違いは次の通りです.
To:メールの主要な受取人のメールアドレスを入力する.
Cc(Carbon Copy):受取人以外のメールアドレスに,確認などのために,メールの写しを送付する場合に使う.
Bcc(Blind Carbon Copy):受取人以外のメールアドレスに,メールの写しを送付する.受取人のメールアドレスが他の受取人に表示されない.受取人のメールアドレスを隠すために使う.
4.1.2.2. 件名#
件名(subject)は,メールの内容を簡潔に表すためのタイトルです.
件名を作成する際の注意点は次の通りです.
件名は必ず記述する.件名なしのメールは,スパムメールとして扱われることがある.
件名には具体的な内容を記述する.単に「質問」,「お願い」は,受信者にとって不明瞭なため,「プログラミングの講義についての質問」,「アポイントメントのお願い」などのように書くと良い.
4.1.2.3. 本文#
メールの本文(body)は,メールの内容を記述する部分です.メールの本文を作成する際の注意点は次の通りです.
本文の冒頭に宛名を書く.名前を間違えないように注意する.
学内の教員にメールを送る場合は,「〇〇先生」などと書く.
学内の職員にメールを送る場合は,「〇〇課 〇〇様」などと書く.
Ccを使用する場合は,「Cc:」の宛名も書く.
用件の前に,自分が誰であるかを簡単に紹介する.
大学生の場合は,所属,学年,学籍番号,名前などを記載する.
講義に関するメールの場合は,講義名も記載する.
要件の内容はわかりやすく,簡潔に記述する.
改行,段落を使って,本文を読みやすくする.
ワードやウェブページからコピーしたテキストを貼り付ける場合は,書式も一緒に貼り付けられることがある.書式が崩れないように,「テキストのみ保持」を選択する.
本文の最後に,署名を記述する.署名には,名前,所属,メールアドレス,電話番号などを記載する.
ほとんどのメールクライアントは,署名を自動的に挿入する機能を提供している.
送信するメールによっては,個人情報に配慮して,一部の情報を省略することもあります.
件名:水曜1限「〇〇実習」のレポートに関する質問
〇〇先生
「〇〇実習」を履修している,××学部××学科〇年の山田太郎(学籍番号:〇〇〇〇〇〇〇〇)と申します.
水曜1限「〇〇実習」のレポートについて3点質問があります.
(略)
お忙しいところ恐縮ですが,ご教示いただけますと幸いです.
どうぞよろしくお願いいたします.
--
山田太郎 (Taro Yamada)
〇〇大学〇〇学部〇〇学科
Email: yamada.taro@example.com
4.1.3. 補足#
4.1.3.1. メールアドレス#
メールアドレス(email address)は,電子メールを送受信するための宛先です.メールアドレスは,ローカル部(local-part)とドメイン(domain)部から構成され,@
(アット)で区切られます.
メールアドレスの構文は,次のようになります.
local-part@domain
例えば,tanaka.taro@example.com
の場合,tanaka.taro
がローカル部,example.com
がドメインです.
4.1.3.1.1. トップレベルドメイン#
ドメインの最右端の文字列は,トップレベルドメイン(TLD,Top-Level Domain)と呼ばれます.組織や国によって異なります.以下の表は,一部のトップレベルドメインの例です.
TLD |
用途 |
---|---|
.com |
商用(commercial) |
.org |
組織(organization) |
.edu |
教育(education) |
.gov |
政府(government) |
.jp |
日本(Japan) |
4.1.3.1.2. JPドメイン名#
.jp
は,日本の国別コードトップレベルドメイン(ccTLD,Country Code Top-Level Domain)です..jp
の前につく文字列は,属性型JPドメイン名と呼ばれます.例えば,日本の大学のメールアドレスの右端には.ac.jp
が使われます.以下の表は,代表的な属性型JPドメイン名の例です.
ドメイン名 |
用途 |
English |
---|---|---|
.ac.jp |
高等教育機関 |
Academic |
.co.jp |
商用企業 |
Company |
.go.jp |
政府機関 |
Government |
.or.jp |
非営利法人 |
Organization |