Computer Literacy
まえがき

本書は,法政大学の講義「計算機実習A」の講義資料です.コンピューターの基本的な使い方と,コンピューターサイエンスの基礎知識を,一冊にまとめています.
コンピューターを使った経験は前提としません.ファイルとフォルダーの扱いから始めて,WordとExcelによる文書の作成とデータの処理,HTMLとCSSによるWebページの作成までを扱います.そのうえで,普段使っているコンピューターの中で何が起きているのかを,情報の表現・ハードウェア・プログラミング言語・アルゴリズムの順に見ていきます.
本書の構成
本書は,大きく二つに分かれています.
コンピューターを使う. 「基本操作」から「CSSによるWebデザイン」までは,PCを操作しながら読み進める章です.手順を一つずつ示していますので,画面を見比べながら,実際に同じ操作を行ってください.
コンピューターを知る. 「コンピュータ・サイエンス入門」以降は,コンピューターの仕組みを扱う章です.ここでは操作の手順ではなく,考え方を説明します.紙と鉛筆を用意して,手を動かしながら読んでください.
前半は説明の相手が操作をする読者であるため「です・ます体」で,後半は事実を述べるため「である体」で書いています.文体が変わるのは,この区切りによるものです.
想定する読者
大学1年生を対象としています.プログラミングの経験や,高校数学を超える知識は必要ありません.
操作の説明は,大学が貸与するノートPC(Windows)とMicrosoft 365を前提としています.画面の細かな見た目は,Windowsやアプリの更新によって本書の図と異なることがありますが,操作の流れは同じです.
本書の使い方
本書には,読者が手を動かすための問題が3種類あります.
- 例 — 考え方を具体例で確かめるためのものです.解答まで書いてありますので,読むだけで構いません.
- 練習 — 章の途中や章末にある問題です.提出は必要ありません.わからないことがあれば,授業中にスタッフに質問してください.
- 実習課題 — 各パートの末尾にある,番号のついた課題です.授業では,これをGoogle Classroomに提出してもらいます.提出物の一覧は講義情報にあります.
本文には,次の2種類の囲みが出てきます.どちらも読み飛ばしても本筋は追えます.
キーボードのキーは Ctrl + C のように表記します.これは,Ctrl キーを押しながら C キーを押すという意味です.
データ
演習で使うファイルは,以下からダウンロードできます.
本書について
本書は執筆途中であり,随時更新されます.閲覧の際には,最新の内容が表示されるよう,ブラウザを再読み込みしてください.
誤字脱字,内容の不備,わかりにくい箇所などを見つけたら,劉子昂まで連絡してください.
Email: liu@hosei.ac.jp