講義
私語
- 講義中の私語は厳禁である.
- 他の学生の迷惑となる.
- 授業妨害となる.
- 私語について,厳しく対処する.
ORは重要
経営工学において,最も重要な学問分野の一つ.
日本経営工学会によると,「解決すべき課題の数理モデルを構築し,最適な手法を求めるオペレーションズ・リサーチ(OR)という分野は,経営工学の主要なテーマとなっています」.
海外では,管理科学(Management Science)とORは同義語として使われることもよくある.
ORは難しい?
基礎知識が必要
微分積分,線形代数,確率,統計の基礎知識が必要である.これらの基礎が不十分な場合,授業についていけない.基礎知識が不十分な場合,必ず復習すること.
この講義では,以下の工夫をしている.
- 付録に必要な基礎知識のまとめがある.随時更新するので,参考にしてほしい.
- 講義資料には例題,図,練習問題を多く用意している.
- プログラミングの実装例も示す.
数式が多い
ORは,問題を数理的にモデル化し,解析する学問である.数式をたくさん使い,証明も多い.数式を読むのが苦手な人は,慣れるまで大変かもしれない.
この講義では,以下の工夫をしている.
- 証明は省略なく丁寧に行う.
- わかりにくいところをコラムで補足する.
何を学ぶ?
- モデル:現実の問題を数理的に表現したもの
- モデリング:現実の問題を数理モデルで表現すること
- 解:問題の答え
- 最適化:最適解を見つけること
- アルゴリズム:問題を解く手順
単に,結論・定理を覚えるだけでなく,モデリング,証明,アルゴリズムの理解が重要である.
Python について
- すべてのアルゴリズム,モデルをPythonで実装する.
- Python の基礎については,この講義では説明しない.
- Python のコードを理解できなくても,授業内容の理解には支障ない.
- Youtube などでは,2-3時間で Python 入門の動画がたくさんある.事前に学習しておくことを勧める.
ORの全体像
- 線形計画法
- アルゴリズム:単体法など
- 問題:栄養問題など
- 応用例:包絡分析法など
- 整数計画法
- アルゴリズム:分枝限定法など
- 問題:ナップサック問題,TSP,施設配置問題など
- 非線形計画法
- 動的計画法
- 問題:最短経路問題,ナップサック問題,在庫モデルなど
- ネットワーク最適化
- グラフ理論
- シミュレーション
- 在庫モデル
- モデル:EOQモデル,新聞売子問題,安全在庫など
- 方策:BSP,(s,S) 方策,(r, Q) 方策など
- 待ち行列理論
- モデル:G/G/1,G/G/c,M/M/1,M/M/c など
- 多基準意思決定分析
- 手法:階層分析法など
- プロジェクトマネジメント
- 手法:PERT/CPMなど
- 予測
- 手法:移動平均法,指数平滑法,回帰分析など
ORを学ぶには,微分積分・線形代数・確率・統計といった基礎的な数学の知識が欠かせない.さらに,研究や実務の現場でORを活用するためには,プログラミングの知識も重要となる.